悲しくなるなど、気分が落ち込むということは誰にでもありますが
日常生活に強い影響が出るほどひどく気分が落ち込み
やる気が起きず、元気が出ない、楽しみや喜びがわかない
といった状態が長く続いてしまうと、うつ病になってしまう恐れがあります。
HSPの方々もこのようなうつな気分やうつ状態におちいることは多いと思います。
うつな気分やうつ状態、ストレスに効果があるのが
『アロマテラピー』です。
『アロマテラピー』は植物や果実から採取した精油(エッセンシャルオイル)を使った自然療法です。
アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルは、アロマオイルとも呼ばれています。
また、アロマは心と体の全身に作用する療法ともいわれています。
実際にアロマテラピーにはきちんとしたエビデンスもあって、
心身の健康やリラクセーション、ストレス解消などを目的とした療法として確立されたものです。
また、風邪予防をはじめとして
広く病気や外傷の治療や予防にも用いられているようです。
精油の力は実はパワフルで、脳にダイレクトに影響します。
視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感の中でも、
嗅覚の刺激は脳へ伝わる速度が一番早いのです。
香りを嗅ぐことで感情が変化するだけでなく、
自律神経が整ったり、ホルモン分泌が調整されるなど体調も変化します。
わたしも『アロマテラピー』をよく行います。
ここでは、わたしがとくに好きなもので
うつ状態など気分が落ち込んでいるときに、有効なアロマオイルを紹介しますね。
ラベンダー
優れた鎮静作用があり、ストレスなどによって緊張した心や体をそっとほぐしてくれる働きがあります。
また、自律神経を整えてくれる効果もあるので、寝つきが悪いときにも効果があります。
ベルガモット
気分をリフレッシュさせ、心の鎮静と高揚感のバランスを整えてくれる働きがあります。
ローズマリー
全身を刺激して活力を与えてくれるハーブです。
また、記憶力や集中力を高めてくれる働きもあるので、勉強中や集中したいときにも使われます。
ゼラニウム
心と体、両方の働きを整えてくれる作用があり、ストレスなどによる緊張をほぐし、不安やイライラをそっと鎮めてくれます。
生理前や更年期の時期にも最適なアロマです。
オレンジ・スイート
体や神経の緊張をほぐしてリラックスさせたり、ストレスによるイライラや不眠の解消に役立つアロマです。
クラリセージ
心を高揚させて幸福感や陶酔感を与え、全身をリラックスさせてくれる働きがあります。
ストレスや緊張を優しく緩め、体のバランスを整えてくれるアロマです。
イランイラン
甘くエキゾチックな香りは、イライラや不安をそっと和らげ、神経を鎮めて心身のバランスを安定へと導きます。
ペパーミント
スーッとした清涼感のある香りで気分をリフレッシュさせてくれるアロマです。
ストレスや神経疲労を和らげ、緊張型頭痛にも効果があるとされています。
アロマで手軽に芳香浴を楽しむなら、ハンカチやティッシュに一滴たらす方法がおすすめです。
また、お湯を入れたカップに数滴たらす方法があります。
机に置いておくだけでも効果があります。
部屋全体に香りを漂わせるなら、アロマポットやアロマディフューザーが効果的です。
他にはアロマキャンドル、アロマ香水、アロママッサージ、アロマバスもよいでしょう。
わたしも、よく車の中や部屋の中でハンカチを使用したりしています。
また、お風呂に数滴垂らしたりするときもありますが、
とても落ち着いたバスタイムができます。
このように、心と体へ広範囲にわたってあらゆる効能を持つアロマテラピー。
ぜひ、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?